ロンドン出身、リバティーンズの2002年のデビュー作。ピート・ドハーティーとカール・バラーというぶつかり合う二人の天才カリスマを擁しその純粋さ故の危うさ/儚さ/傷だらけの痛々しさで、ブリット・ポップ以降事実上死んでいたUKロック・シーンに再び輝きを取り戻す。アルバム2枚・活動3年で解散しセールス的にはすごいという程ではないがその後のガレージロック・リバイバルへ果たした功績は非常に大きい。シングルは元スウェードのバーナード・バトラー、アルバムは元クラッシュのミック・ジョーンズがプロデュース。再発盤には収録されていなデビュー・シングルの「WHAT A WASTER」をボーナス・トラックに収録しているのも魅力の一つ。